明治大学学生ビジネスアイデアコンテスト2008の公開プレゼンテーション最終審査が11月15日、駿河台校舎アカデミーコモンで行われた。 このコンテストは学生起業家の育成と、自らのアイデアをビジネスとして実践するきっかけとなることを目的としたもの。明大OBの財界人などで組織する連合駿台会と明大社会連携促進知財本部が共催し、今回が4回目となる。 この日は67件の応募から書類選考で選ばれた10件のアイデアの公開プレゼンテーションが行われ、最優秀賞をはじめ各賞が決定、表彰された。 最優秀賞を受賞したのは、農学部の木村龍典さん(4年)、塚田桂太さん(同)、岡本勇さん(3年)によるアイデア「HEELING CULTURE OF MIST〜環境に配慮した緑と癒しの空間デザイン〜」。ミストを使った植物栽培システムで、大学の研究を応用したもの。2年半かけてようやく完成、教員の勧めで応募したという。 審査員からは「いかにも農学部らしい」「実用性が高い」など高評価を得た。代表者の木村さんは「どうしても形にしたかった。うれしい」と喜びを語っている。 公開プレゼンテーションの終了後には、今年10月に明治大学研究・知財戦略機構の特任教授に就任した藤巻幸夫氏の特別講義が行われた。 藤巻氏は大卒後伊勢丹に入社しカリスマバイヤーとして名を馳せ、現在に至るまでのエピソードを披露。自身の体験を通して掴んだビジネスの真髄を、起業を目指す学生たちに熱く語った。 明治大学学生ビジネスアイデアコンテスト2008受賞アイデア 応募代表者 受賞アイデア 最優秀賞1件(50万円) 木村 龍典(農4) 「HEELING CULTURE OF MIST〜環境に配慮した緑と癒しの空間デザイン〜」 優秀賞2件(10万円) 鈴木くるみ(商2) 「デイリー★スタイリング〜アドバイスを、君に〜」 横藤 利枝(政経3) 「大学生はバイトを通して成長できる『キャリアバイト』」 奨励賞7件(3万円) 関川 和甫(商4) 「もみじ保育所〜シルバー世代による安心子育て〜」 稲葉 健太(グロ研1) 「飲食店空席紹介サイト『ZASEKI実況』」 小菅賢一郎(経営2) 「Supleath(サプリース)─サプリメントであなたの健康にサプライズを─」 大河原翔平(理工3) 「誕生日が経営を救う!」 中西 晋(理工研M2) 「新・日本旅行〜豪華バイキング方式の提案〜」 安野 啓介(理工研M2) 「地球基準のスーパーマーケット」 花田 諒(経営3) 「快適な毎日に、有料トイレの新習慣『御手洗─mitarai─』」 明治大学学生ビジネスアイデアコンテスト2008(社会連携促進知財本部) 農学部 前のページに戻る