国際浅草学プロジェクト主催「浅草オペラの世界」が11月24日、駿河台校舎アカデミーホールで開催された。 大正時代に浅草で生まれた「浅草オペラ」は、「オペラ」と名乗りながらも歌にダンスに笑いにエロチシズムにと、雑食性に富んだ浅草式の大衆芸能として関東大震災が起きるまでの数年間爆発的な人気を博した。 当日はウィーン大のセップ・リンハルト教授と早大演劇博物館客員研究員で明大兼任講師の中野正昭氏の講演に続いて、明治大学混声合唱団と藤原歌劇団が「浅草オペラ」を再現。藤原歌劇団からは明大出身の歌手も登場し、当時の歌とコミカルなダンスを披露、会場を大いに沸かせた。 国際浅草学プロジェクトは明大と台東区が2007年に協定を締結し、浅草を国際的な学問と研究の優れた対象であることを内外に示すための拠点として立ち上げたもので、相互に人的・知的資源を交流・活用しながら「国際浅草学」の確立に向けてさまざまな活動を展開している。 国際浅草学プロジェクト 前のページに戻る