第604号(2009年2月1日発行)
校友教師のネットワークを構築
明治大学教育会が設立 |
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明治大学は11月15日、駿河台校舎アカデミーホールで明治大学教育会設立総会を開催した。
同会は、全国に約5000人いる明大出身の教育関係者が蓄積した経験や知識を体系的に構築し、相互に学びあう場を提供することで、教育にかかわる基本的な力量の向上をはかることを目的としている。
総会の冒頭、276人の参加者を前にあいさつに立った納谷廣美学長(同会名誉会長)は、「今、学士力(大学卒業までに学生が身につけるべき能力)が問われているが、裏返せば教師力が問われている。このような人的ネットワークは明大にとって財産」と同会設立の意義を語った。
別府昭郎教職課程主任(文学部教授)が同会設立の趣旨を説明、出席者の賛同を得て設立が承認された。
引き続き役員の選出が行われ、会長に元都立第四商業高校校長の石崎章生氏(1956年商卒)を選出。そのほか副会長に都立福生高校校長の苗村深氏(71年文卒)、元千葉県立磯部高校校長の熊谷顕氏(71年文卒、74年文研修了)、足立区立西新井中学校校長の笹子隆雄氏(76年工卒)、事務局長に別府教授が選出された。
休憩を挟み、齋藤孝文学部教授が「“明治ですから”研究交流のすすめ」、寺崎昌男東京大学名誉教授が「教育の課題─大学教育も含めて考える─」と題してそれぞれ講演し、総会は閉幕した。
同会事務局では現在、総会での齋藤教授、寺崎名誉教授の講演と参加者からの原稿やアンケートを収録した「明治大学教育会設立総会特別号」の発刊(3月予定)、同会ホームページの公開に向けて準備を進めている。
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会長に選任された石崎氏があいさつ |