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明治大学広報
第604号(2009年2月1日発行)
新保険法の影響を考える
法科大学院創立5周年記念シンポ
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 明治大学法科大学院は12月20日、駿河台校舎アカデミーホールで保険法制定記念公開シンポジウム「新しい保険法と市民生活」を開催し、保険会社の関係者を含め700人近い参加があった。

 今回のシンポジウムは、第一生命保険相互会社、並びに(株)損害保険ジャパンから法科大学院への3年間にわたる指定寄付による寄付講座の第一弾であるとともに、明大法科大学院創立5周年記念事業の一つとして実施されたもの。

 先の通常国会で成立した新保険法が、保険会社と保険契約者との間に透明性のあるルールを確立することを目指して制定されたことを踏まえ、その理解を深め、保険思想の普及をはかることを目的としている。

 シンポジウムは、立法にあたって中心的役割を果たした法務省民事法制管理官の萩本修氏による制定経緯と概要についての講演から始まった。続いて一橋大学教授の米山高生氏が保険学の立場から見た保険法について、JA共済連開発部長の浅野博司氏が保険契約における共済の特徴について、それぞれ講演した。

 続くパネルディスカッションでは、法制審議会保険法部会長で東京大学教授の山下友信氏の司会の下、パネリストに京都大学教授の洲崎博史氏、(社)全国消費生活相談員協会常任理事の丹野美絵子氏、弁護士の岡野谷知広氏、第一生命保険支配人の平澤宗夫氏、損保ジャパン上席法務調査役の卯辰昇氏を迎えた。

 わかりやすい設例に基づき、「告知義務」「保険金受取人の変更」「保険金の支払時期と遅延金損害」「重大事由解除・被保険者の請求による解除」の4点について検討。一般市民にとって注意すべき点などについて活発な討論が交された。

 法科大学院では4月以降、新保険法に関する一般向けの連続した公開講座を開講する。

 (法科大学院)



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