明治大学の３人の創立者（岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操）の名を冠した２００８年度明治大学創立者記念奨学生の採用者８人と採用６団体がこのほど決定し、採用通知証交付式が１２月１７日、駿河台校舎リバティタワー２３階サロン紫紺で行なわれた。

　この奨学金は、より広くきめ細やかな学生支援を実現するため、１９９７年の創設以来多くの学生を支えてきた「岸本辰雄記念奨学金」を昨年度に改編したもの。対象を細かく区分し、採用人数も拡大した。給付の対象は学部生の個人・団体。採用は単年度で返済は原則不要。

　奨学金の原資は、旧奨学金同様、明治大学カードの提携手数料のほか、多数の個人・団体から寄せられる篤志などによっている。

　今回の採用者の中では、矢代操奨学金第４種の区分で、地域少年野球チームの運営資金として回収故紙の寄付活動を行う金ミン起さん（経営３）が選ばれた。

　交付式には納谷廣美学長ら役職者が出席。採用者、採用団体代表者に採用通知証を手渡した納谷学長は、「この奨学金は、日本の近代化のためにわが身を捧げた創立者の遺志を受け継ぎ、その名を冠して学生を支援するもの。そのことを胸に刻み、さらに努力を重ねて世の中に貢献してほしい」と激励した。

　２００９年度の募集の詳細は、各校舎学生支援事務室奨学金係まで。



奨学金

前のページに戻る