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明治大学広報
第605号(2009年3月1日発行)
浅草の魅力と活性化策を考える
国際浅草学プロジェクトシンポ
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 浅草を国際的な学問と研究の対象として、明大と台東区が共同で進める「国際浅草学プロジェクト」の第2回シンポジウムが1月31日、台東区民会館で行われた。

 今回のテーマは「『江戸と東京が溶け合う浅草の街』─浅草における江戸から東京への連続性─」。国際浅草学プロジェクト実行委員長の井戸田総一郎明大文学部教授、同プロジェクト実行副委員長の神子雅行台東区副区長のあいさつに続いて、ミュンヘン大学のエーヴェリン・シュルツ教授とロンドン大学のアンガス・ロキヤ助教授が基調講演を行った。

 シュルツ教授は、現在の東京では六本木ヒルズのような巨大施設(ファストシティ)と谷中、根津、千駄木といった細い路地がある地域(スローシティ)が共存すると指摘。東京の多様性を紹介しながら、その魅力について語った。

 ロキヤ助教授は、東京の都市としての成り立ちが、政治家や官僚によるトップダウンではなく、起業家や市民によるボトムアップの自己組織化から発生しているとし、都市として同じ性格を持つロンドンと比較しながらその複雑性を論じた。

 山下洋史明大商学部教授は、「江戸」と「東京」が現在に共存する浅草について経営学の観点から講演し、墨田区に建設が決まった新東京タワーが浅草に与える影響について語った。

 続くパネルディスカッションには金子勝一山梨学院大学教授(明大商学部兼任講師)、辻信之浅草観光連盟事務局長、諏訪信幸浅草商店連合会事務局次長が加わり、浅草の現状と今後の活性化策などを話し合った。



浅草オペラを再現 国際浅草学プロジェクト(第603号)

国際浅草学プロジェクト(リンク先:研究・知財戦略機構)

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浅草について多角的に検討
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