聴覚に障がいを持つ経営学部会計学科の中川裕介さんが3月26日の卒業式に出席した。 経営学部は4年前、中川さんの入学を機にボランティアセンターを立ち上げ、学生ボランティアを募集。多くの学生がノートテイクや手話などで中川さんの受講を支えてきた。卒業式当日も学生ボランティアが学長の告辞などを手話で伝えた。 卒業式終了後の会計学科の学位記交付式で中川さんは手話であいさつし、「大学に入る前はろう学校に通っていたので、みんな手話で話をしていた。大学でノートテイクを初めて受けて、教室にはいろいろな情報があふれていることを知ったときの驚きと不安を今も覚えている」と入学当初を振り返った。そして「一人ひとりの不安は手を取り合うことで勇気と力に変えられるということをノートテイカーを通じて学んだ」とこれまでのサポートに感謝した。 経営学部 前のページに戻る