2年ぶりの全日本選手権出場を目指す明大準硬式野球部。3月末から行われた関東地区大学選手権で出場権を得られなかった明大にとって、東京六大学春季リーグ戦での負けは許されない。このおよそ2カ月に及ぶ長き戦いのキーマンとなるのが岡田淳希(経営2)だ。 岡田(淳)が台頭し始めたのは今年の春から。以前は制球に難があり苦労していたが、練習を重ねることで得意のスライダーでストライクが取れるようになり投球の幅が広がった。 この成果が現れたのが関東地区大学選手権。エース井上祐次郎(農4)に次ぐ先発投手として向かえた同大会。4回戦では9回途中で降板するも、8回までは2失点と好投。さらに準決勝の専大戦では2失点を喫し敗戦投手となったものの、9回を完投するなど、もはや明大にとってなくてはならない存在となっている。 リーグ戦ではエース井上に頼ってばかりでは厳しい戦いが予想される。岡田(淳)の出来次第によって全日本選手権出場が左右されるといっても過言ではない。今後の活躍を大いに期待したい。 (おかだ・じゅんき 経営2、広陵高出、173センチ・69キロ) 文・写真:中村駿介(商3) 明大スポーツWEB 前のページに戻る