第609号(2009年7月1日発行)
就職特集
ご父母の皆様へ
「見守り支える後方支援を」
就職キャリア支援部長 永代 達三 |
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就職は人生の大きな節目であり、自立した社会人になるためのスタートでもあります。
そのための進路選択にあたっては、自分の「興味・関心」(何がしたいか=職業・業種)、「能力」(何ができるか=職務・貢献)、「価値観」(何が大事か=働き方・職場)を、あらかじめ明らかにしておくことが不可欠です。
近年の就職活動は、早期化・長期化の一途を辿っています。3年生の秋から始まる活動は、翌年の4月ごろに採用選考のピークを迎え、4月中旬から5月末にかけて、大手企業を中心に内々定が出始めます。内々定が得られなかった場合は、活動を継続することになります。
就職活動には、入念な自己分析と、学生が自らの手で情報を収集し、検討することが大切です。約3万種といわれる職業からひとつの仕事を選びとるには、業界研究や企業研究を徹底して行い、企業のOB・OGを積極的に訪問し、仕事内容を把握することが重要です。
今後始まる就職活動に当たって、特にご父母の皆さまには、人生の先輩として、精神的なケア、愚痴の聞き手や相談役など、後方支援をお願いします。
就職活動の目的は、内々定を得るだけではありません。卒業後の人生において納得のいく進路を実現し、自ら社会に貢献する場所を見出すためでもあります。明確な職業観を持たずに就業し、入社後のミスマッチに悩むケースもあるのです。
就職活動は学生が人間的に最も成長する時期とされます。それだけに、多くの悩み、迷い、不安も生じます。それらをひとりで抱え込まず、折に触れて就職キャリア支援部に相談に行くよう、アドバイスをお願いします。就職キャリア支援部では、総力を挙げて支援を行います。
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