第609号(2009年7月1日発行)
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本学の協定校数(学部間協定含む)が100を超えた。2010年度の達成を目指した当初の目標が1年前倒しで実現したことになる。
この5年間の本学の国際化には目を見張るものがある。留学生数は倍増、協定校数も04年度に30であったものが3倍強に増大した。本学は他大学に比べ国際化に遅れをとっていると言われてきたが、08年度の国際日本学部の新設、本年度の和泉インターナショナルハウスの竣工と、大学の国際化への意気込みが感じられる。
北京大学との協定も象徴的出来事のひとつである。最近ではロシアの大学との協定も増えており、緊張が増す極東地域の安定化にも一役かっていると言えるだろう。最近の太平洋諸島センター、ヒューマンライツ・ウォッチ事務所の本学内での設置も、「世界に開かれた大学」として、国際的な社会貢献の延長線上にあるものだ。
おりしも新型インフルエンザや世界的な経済危機で、各国とも内向きになる傾向が強まっている。大学の国際化は、世界の安定に寄与する、まさに「ソフトパワー」としてますます重要となってきたに違いない。
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