このほど、学生相談室が創設50周年を迎え、医療・カウンセリング・法律の専門家を招いた記念行事、「多様性ゆきかうキャンパスをめざして」が6月27日、駿河台校舎紫紺館で開催された(写真)。多数の関係者が参加する中、講演会やシンポジウムを通じ、現在の学生を取り巻く諸状況の理解を深め、多様な問題解決の方途が探られた。 記念行事は納谷廣美学長、松橋公治副学長(学務担当兼学生部長)のあいさつで始まり、齋藤憲司日本学生相談学会事務局長、原田大二郎文学部特別招聘教授が来賓として祝辞を述べた。 「大学生のメンタルヘルス」と題された講演会では、学生相談室相談員で精神科医の福田真也医師が、大学生に見られる精神的な問題を、うつ病やアスペルガー症候群など、多くの事例を示しながら具体的に解説した。 続くシンポジウム「面談室のなかに見る大学生像」では、大花聡氏・小田切紀子氏・貞安元氏・中村曜子氏・松本智子氏・谷地森久美子氏(いずれも臨床心理士)、中島英樹氏(弁護士)が参加し、学生相談室相談員としての経験と豊富な知見などから、大学の学生支援の体制を一層充実していく必要性を訴えた。 学生相談室 前のページに戻る