青天の霹靂とは、まさにこのことではないかと思います。現役の理工学部教員である私が、伝統ある明治大学の校友会長に選ばれるとは、想像だにしていませんでした。

　確かに私は、校友会副会長を８年間、一方で情報科学センター所長を８年間、学部長を６年間務めさせていただいた経験があります。校友会と大学の双方を知っているという意味では、両者の架け橋として多少の役割は果たせるかと思います。

　当初、校友会長という役割を、実社会経験不足の大学教員が務めるのは如何なものかと、躊躇していました。しかし、青木前会長や長堀理事長らのお薦めと、選考委員会の推挙の結果であるならば身に余る光栄です。付属の中学校・高校から大学、大学院、その後教員として現在に至るまで、人生のほとんどを明大にお世話になっている身を思えば、そろそろ恩返しの時期ではなかろうかと、決心した次第です。

　お引き受けしたからには精一杯、渾身の力を振り絞ってその役割を果たしたいと思います。校友会の目的は大学の賛助・支援であり、この活動を通じた校友同士の親睦です。私の目標は「明治はひとつ」、オール明治を目指した全員参加の校友会です。校友会、大学、父母会、体育会や各種ＯＢ会などが各自の多様性を認めつつ、手を携えて同じ方向に向け明大の発展を支援する、明治ファミリーの構築なのです。

　各支部長はじめ会員各位のご意見を伺いながら情報を公開・共有することで、明るく、楽しく、風通しのよい、やり甲斐ある校友会にしたいと思います。皆さまのご協力とご支援を、ぜひよろしくお願いいたします。



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