経済産業省は8月28日、わが国の食料の安定的供給と農業の産業化を実現する「植物工場」の普及拡大を図るうえで、研究開発・人材育成および技術普及の拠点を整備するための「先進的植物工場施設整備費補助金」の2009年度審査結果を公表し、明治大学農学部を中心に申請していた「植物工場基盤技術研究センター(仮称)整備事業」が採択された。 公募では全国の大学・公益法人・独立行政法人などから29件の応募があり、明大を含む9件が選定された。今後明大は、植物工場に関する研究開発・人材育成の全国9拠点のひとつとなる。 本事業では明大の特許技術を活用し、病原菌フリー・廃液ゼロの完全閉鎖系養液栽培システムを導入した同センターでの安全・安定的・経済合理的な食料生産様式の確立と、有用人材を育成・供給する施設設備を整備。中小企業などの植物工場参入や新規ビジネスモデル創出にも貢献する。 工場に必要なエネルギーには、明大理工学部が開発した太陽光や風力による発電装置を利用、資源循環型工場を目指す。 農学部 経済産業省ホームページ 平成21年度「先進的植物工場施設整備費補助金」の交付先の公募結果について 前のページに戻る