第612号(2009年10月1日発行)
就職特集
日本ヒューレット・パッカード株式会社内定
「自分自身への理解」
政治経済学部4年 保坂 美紗 |
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就職活動を経て、私は「自分自身への理解」を得ることができました。自己分析を通じて得たこの自分自身への理解は、就職活動の取り組みのみならず、今の私にとって大きなプラスとなっています。
普段私は、自分や人について深く分析しません。しかし、就職活動の際には自己分析をしようと決めていました。それは、自分の持つ価値観を抽出し、そこを起点に業種や職種の絞り込み、自己PRなどを行おうと考えていたからです。本当に納得のいく自己分析が完成したのは5月中旬、就職活動を本格始動させた12月から、半年弱が経ったころでした。
予想以上に難航した自己分析の結果は、「周囲の考えや価値観を自分の価値観よりも優先する価値観」を持っている、となりました。実は、私は自分を自己主張型の人間ではないかと、なんとなく思っていたので、この結果は予想外でした。しかし、自己主張型としてではなく、周囲優先型として自分を語る方がずっとしっくりいきました。
日常生活でも、こうした自分への理解は活かされています。ストレスや感動といった感情について、「なぜこう感じるのか」という出所を、自分の価値観を踏まえることで理解できるようになりました。同時に「どうすべきか」という、それらの感情への対処法も以前よりずっと効果的に行うことができたように思います。
こんなかたちで自分への理解が深まってきたころ、苦戦していた就職活動も、内々定とともにピリオドを打つことができました。
私は就職活動で「自分自身への理解」という、大変大きな収穫を得ることができました。今後も、自分という人間を見つめ、偽りなく理解していきたいと思います。
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