昨季、ブロック優勝を惜しくも逃したグリフィンズ。悔しさを胸に猛練習を重ねた今季は、19年ぶりに関西学院大定期戦で勝利するなど幸先のいいスタートを切っている。 そんなグリフィンズで、存在感を放っているのが高松俊幸(政経1)だ。彼が務めるのは花形ポジションであるランニングバック。ここには絶対的エースの喜代吉壮太(理工4)らハイレベルな選手がそろい、し烈なポジション争いが繰り広げられている。 その中で高松がポジションを奪取した要因として挙げられるのが、ほかの選手とは異なるプレースタイルだ。相手ディフェンスのスキを突くのがうまく、力で圧倒するよりも技を駆使して前進するのが彼の持ち味。高松の台頭によって実現した豊富な攻撃パターンは、快進撃の原動力にもなっている。 しかしながら本人は「自分はまだまだ未熟。もっと練習して喜代吉さんのようなプレーヤーになりたい」と至って謙虚。現状に満足しないその姿勢がさらなる成長を期待させる。悲願の甲子園ボウル出場に向け、スーパールーキーの活躍に注目だ。 (たかまつ・としゆき 政経1 駒場学園高出 173cm・70kg) 文・写真:加藤 祐輔(農1) 明大スポーツWEB 前のページに戻る