第615号(2010年1月1日発行)
法科大学院5周年記念シンポジウム
「知的財産法の未来」開催 |
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明治大学法科大学院は、創立5周年記念事業の一環として、シンポジウム「知的財産法の未来」を2009年11月28日に駿河台校舎アカデミーホールで開催した。
これは、知的財産権の有効利用と保護のあり方について、各方面から調整が求められていることを受け、各界の有識者らが提言を行ったもの。
同シンポジウムは石井美緒法学部特任准教授の総合司会で行われ、冒頭あいさつに立った青山善充法科大学院長は、「資源に乏しい日本は、知財の創造・利用・保護の3本立てで未来が開けてくるのでは」と述べ、「本シンポジウムが日本の新しい知財法の一歩を築くことができれば喜ばしい」と期待を寄せた。
続いて、長尾真・国立国会図書館長と、中山信弘・明大研究・知財戦略機構特任教授が基調講演を行った。その後のパネルディスカッションでは、高倉成男法科大学院教授の司会のもと、日本アイ・ビー・エム株式会社取締役執行役員法務・知的財産・コンプライアンス担当の名取勝也氏、知的財産高等裁判所総括判事の飯村敏明氏、経済産業省特許庁総務部総務課長の広実郁郎氏、明大法科大学院の熊谷健一教授が、活発な論議を行った。
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各界の専門家が討論、興味深いシンポジウムとなった
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