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明治大学広報
第616号(2010年2月1日発行)
特集
学部教育の国際化推進(2)
文学部
各専攻の特色を活かした多様な国際化を展開
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 明治大学の教育・研究の国際化は近年、さらなる進展・充実をみせている。その動きは、昨年(2009年)7月のグローバル30採択を受けて、一層加速している。今回は、文学部、理工学部、農学部、情報コミュニケーション学部、国際日本学部が推進する教育の国際化の取り組みの一例を紹介する。

文学部
各専攻の特色を活かした多様な国際化を展開


 多種多様な専攻を擁する文学部では、「充分な専門知識を身につけた幅広い教養人の育成」という教育目標のもと、単なる外国語教育・語学留学にとどまらない、各地の歴史や文化を深く学ぶ国際交流事業を推進しています。

 そもそも、本学最初の学部レベルの国際交流協定は、2002年にドイツ文学専攻が中心となってウィーン大学人文学部との間で締結された学術協定でした。同大学とは、2005年に大学間交流協定も締結されましたが、以後も交流の中心は文学部で、毎年、交換留学や同大学のドイツ語講習会に文学部の学生を派遣しています。

 また、同大学とは交互にシンポジウムを開催していますが、本学におけるシンポジウムでは、同大学の日本学の専門家が学術報告を行い、外国人の視点による日本語での報告は、日本文学や日本史の学部生・大学院生にとっても、大いに刺激となっています。

 同様の交流協定は、フランス文学専攻やアジア史専攻でも交渉を進めており、こうした外国文学・歴史系専攻を中心とする学生の海外派遣と、主として日本を研究フィールドとする専攻への留学生の受け入れという双方向の流れが、学部全体の国際化を促していくことになります。

 さらに、2007年には海外ゼミ合宿の制度を整備し、2008年度から心理社会学科の大畑裕嗣ゼミが、韓国・春川において現地の学生とともに地域コミュニティー形成に関するインタビューを実施しています。海外ゼミ合宿は学生の研究や留学への刺激となっており、今後、アジア史専攻などでも実施を予定しているほか、学部としても制度を改善して実施を促進していく予定です。もちろん、他学部同様、英語教育の充実、英語による発信力の強化もはかりますが、こうした各専攻の特色を活かした多様な国際化を展開していきます。



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明治大学・ウィーン大学第3回シンポジウムの様子
(2003年、明治大学にて)



大畑ゼミのフィールド調査
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