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明治大学広報
第616号(2010年2月1日発行)
特集
学部教育の国際化推進(2)
農学部
学生の海外研修をきっかけとした協力協定締結

−台湾大学との交流−
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 明治大学の教育・研究の国際化は近年、さらなる進展・充実をみせている。その動きは、昨年(2009年)7月のグローバル30採択を受けて、一層加速している。今回は、文学部、理工学部、農学部、情報コミュニケーション学部、国際日本学部が推進する教育の国際化の取り組みの一例を紹介する。

農学部
学生の海外研修をきっかけとした協力協定締結
−台湾大学との交流−


 農学部では、1980年代に中華人民共和国吉林省にある延辺農学院(現・延辺大学農学部)と交流するとともに、新疆ウイグル自治区や遼寧省などから客員研究員を受け入れるなど、積極的に国際交流に取り組んできました。当時の交流は教員や研究員が中心でしたが、2000年より学生を含む国際化を推進しています。また、農学部独自の基金である農学部学術振興基金ならびに農学部教育研究振興基金は、国際交流の促進を事業目的のひとつとし、学生や教員の海外渡航費用助成などを行っています。

 具体例をあげると、農業経済学科(現・食料環境政策学科)が2000年度カリキュラムで導入した「ファームステイ研修(海外)」は、国立台湾大学農業経済学科の協力により講義や現地視察研修などを行うもので、台湾大学の学生がチューターとしてサポートしてくれ、学生同士が交流を深めつつ台湾農業の実態を学んでいます。農業経済学科は2008年に大幅なカリキュラム改訂を行って食料環境政策学科となり、新たに「海外農業体験」を設置して台湾大学との交流を深めています。この間、台湾大学からも多くの学生が本学を訪れていますが、交流を一層進展させるべく2009年11月に学部間協力協定を締結し、今後は農学科、農芸化学科、生命科学科を含む交流に拡充していきたいと考えています。

 講義科目では、英国出身の特任教員による「英語農学」を各学科に設置するとともに、国際協力に関する実務経験豊かな客員教員を新たに採用する予定です。また、青年海外協力隊員、国際協力機構をはじめ国際機関で活躍する卒業生が多いことも農学部の特徴であり、こうした方々に総合講座などでの講師をお願いしています。

 さらに生命科学科・長嶋比呂志教授を中心とした雲南農業大学との交流など、個人、研究室単位で数多く行われている国際交流実績を核に、活発な国際交流、国際化教育を推進していきます。



農学部

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「海外農業体験」での台湾大学農業経済学科訪問
(2009年12月)

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