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明治大学広報
第616号(2010年2月1日発行)
特集
学部教育の国際化推進(2)
情報コミュニケーション学部
多文化主義による独自の国際化
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 明治大学の教育・研究の国際化は近年、さらなる進展・充実をみせている。その動きは、昨年(2009年)7月のグローバル30採択を受けて、一層加速している。今回は、文学部、理工学部、農学部、情報コミュニケーション学部、国際日本学部が推進する教育の国際化の取り組みの一例を紹介する。

情報コミュニケーション学部
多文化主義による独自の国際化


 情報コミュニケーション学部は、多文化主義の国際的趨勢に棹差しながら、独自のポリシーに基づきつつ国際化を推進している。本学部の国際化への取り組みの柱は大きく三つに分けることができる。すなわち、(1)外国語教育における多言語教育カリキュラムの実施と充実、(2)ヨーロッパ、アジア、アメリカの大学との独自性ある学部間交流・提携の推進を通じての教育・研究の国際化、(3)きめ細やかな留学生支援、である。

 (1)については、2008年度から始まった新カリキュラムにおいて、外国語教育を、従来の英語を中心としたドイツ語とフランス語という3カ国語の体制から、英独仏西中韓露の7カ国語から2カ国語を選択させる多言語教育体制に改めた。

 (2)については、2009年6月に、韓国全州市の国立全北大学校人文大学との間に、本学部として初めて学部間交流協定を締結した。また、日韓併合100年目にあたる今年秋には、本学部が中心となり、全北大学校ほかから研究者を招いて国際シンポジウムを開催する予定である。これ以外にも、タイの国立キングモンクット工科大学ラカバン校産業教育学部、アメリカのメンフィス大学コミュニケーション学部、フランスのパリ第13学コミュニケーション学部との間での交流協定を準備中である。

 (3)については、前項で挙げたタイ・キングモンクット工科大学との間で今年5月より約3週間の短期交換留学がはじまり、数人の留学生を受け入れる。この機会を活かして日本紹介プログラムを開発する予定である。また、現在本学部には33人のアジアからの留学生が在籍しているが、近く彼らを支援サポートするための学生ボランティア体制を組織する予定である。

 規模がそれほど大きくない学部であるので、身の丈以上の拡大路線はとらず、拠点大学との間に信頼関係を打ち立て、実のある国際交流を目指したいと考えている。



情報コミュニケーション学部

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全北大学校との学部間協定調印式
(2009年6月16日)



全北大学校との学部間協定記念講演
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