学生が金融経済分野の小論文・プレゼンテーションを競い合う「第5回日銀グランプリ」(日本銀行主催)が2009年12月5日に行われ、明大商学部折谷吉治ゼミ3年生のチーム(岡安雄介さん、嵯峨和平さん、美濃田真さん、森田雅之さん)が最優秀賞に輝いた。 本グランプリには全国121のチームが参加。うち論文審査を勝ち抜いた5チームが日本銀行本店での決勝に参加し、西村清彦日銀副総裁を委員長とする審査委員はじめ参観者を前に、30分間のプレゼン審査に臨んだ。 折谷ゼミのチームは「オープンソース方式による資産運用アドバイス・サイトの構築」を提案。Linuxなどのオープンソースのソフトウェア開発方式を応用し、資産運用のアドバイスを受けたい人が入力した情報に基づき、専門家が無料でアドバイスを行うためのウェブサイトを構築するというもの。 プレゼン後、4人は審査委員からの詳細な質問にも丁寧に対応、見事最優秀賞を獲得した。西村審査委員長からは、「鋭い切り口での極めて斬新な提案であり、実現のための工夫も凝らされている」と講評を受けた。 このほか「優秀賞」に慶應義塾大学と東京経済大学が、「敢闘賞」には名古屋大学と早稲田大学の各チームが選ばれた。金融政策が専門の折谷ゼミは、これまでも同大会で最優秀賞1回、優秀賞2回を受賞している。 (写真提供・日本銀行) 前のページに戻る