明治大学は、昨年、文部科学省の国際化拠点整備事業（グローバル３０）１３拠点大学のひとつに採択された。これは国際日本学部設置やグローバルＣＯＥ採択といった明治大学の戦略的な取り組みの成果であると言えよう。これを弾みに、法人・教学一体となって「知のグローバルコモン（世界的な知の交流拠点）建設」の理念のもと、世界のトップスクールの仲間入りを果たしたい。同時にグローバル時代の学生育成方針として「国際社会の安定に寄与する人材づくり」を目指し、教育の国際化の取り組みを開始している。

　理念の実現のため、（１）明治大学独自のグローバルな国際拠点の展開、（２）２０２０年度に受入留学生４０００人、（３）明治大学からの派遣留学生１５００人などの目標を設定し、教育・研究の世界的ネットワーク構築に着手している。

　明治大学は２０１１年度、創立１３０周年を迎える。その創立は世界的な近代市民主義のうねりによって成されたのであり、この意味で明治大学は元来、「国際型」大学である。「世界に挑み、世界と結ぶ」開かれたマインドで、「東亜の一角」から世界に出よう。



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