第618号(2010年4月1日発行)
大学生と商店街の地域連携
−農学部・本所ゼミが多摩区役所でシンポジウム− |
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明大農学部本所靖博ゼミは3月14日、「大学生×商店街の地域連携を考えるミニシンポジウム─ダブル農商工連携を目指して─」を、神奈川県川崎市多摩区役所で開催した。
これは、商店街が「地域コミュニティの場」として多面的に機能することが期待される現状を受け、同ゼミが商学部松原有里ゼミ、理工学部川嶋雅章ゼミ、登戸東通り商店街と共催したもの。多摩区・3大学連携協議会などが後援した。
シンポジウムは、多摩区・3大学連携協議会座長の三橋君枝多摩区副区長のあいさつで開会。第一部では本所ゼミ、商学部熊澤喜章ゼミ、同水野勝之ゼミなどの学生が、それぞれ川崎市多摩区、東京都千代田区、福岡県大牟田市で手掛けた事例発表などを行った。
第二部の基調講演では、滋賀大学産業共同センター教授(地域デザイナー)の山崎一眞氏が登壇。「大学と花しょうぶ通り商店街」の演題で、過去10年間にわたって学生が参加する、滋賀県彦根市の先進的な地域連携の事例を紹介した。
第三部では「大学生×商店街の地域連携のポイント」をテーマに、パネル・ディスカッションが実施された。パネリストに山崎教授、江藤文雄登戸東通り商店会会長、野仲将生のぼりとゆうえん隊隊長、本所ゼミ藤田優介さん(農3)が参加、本所専任講師の進行で、大学と地域連携する意義など活発な議論が交わされ、今後の検討課題の掘り起こしを行った。
本所専任講師は、「継続性の部分で課題はあるが、2010年度は商学部・理工学部との協働で本取り組みを発展させたい」と意欲を語っている。
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大学と連携する意義を討論
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