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明治大学広報
第619号(2010年5月1日発行)
登戸研究所資料館が開館
−戦争と平和を考える場に−
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 明治大学は「明治大学平和教育登戸研究所資料館」の開館記念式典を3月29日、生田校舎36号棟で挙行した。

 同資料館は、戦争で諜報・謀略といった「秘密戦」に関わった旧日本陸軍の第九陸軍技術研究所(通称=登戸研究所)の全貌を伝えるとともに、明大が歴史教育・平和教育・科学教育の発信地としての一端を担い、社会に広く貢献することを目的に設置されたもの。

 式典には、納谷廣美学長・長堀守弘理事長はじめ明大役員・役職者、川崎市、旧陸軍登戸研究所の保存を求める川崎市民の会など関係者約120名が列席した。

 あいさつを行った納谷学長は、「歴史教育・平和教育・科学教育の発信の場として、理工・農学部のある生田校舎にこの資料館ができたことは意義深い」とし、科学技術の発展を人類の平和に役立てることを、常に意識して欲しいと語った。

 同じく長堀理事長は「戦後65年、客観的な歴史資料を社会に提供できることは素晴らしい。日本の平和、世界の平和に役立つ資料館になることを心から願って止まない」と期待を込めた。

 戦前に登戸研究所があった36号棟は、農学部の実験施設として使われてきた平屋建て鉄筋コンクリート製の建物で、延床面積は約360平方メートル。資料館内は5つの展示スペースに分かれ、風船爆弾の開発・生物化学兵器の開発・中国紙幣の偽造など、登戸研究所で実際に行われていた研究・開発について、テーマごとに展示されている。

 同資料館は4月7日から一般公開も実施。開館時間は毎週水曜日から土曜日の10時から16時までだが、大学の事情により閉館する場合がある。問い合わせは生田校舎36号棟内(TEL044 ─ 934 ─ 7993)まで。



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