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明治大学広報
第619号(2010年5月1日発行)
情報コミュニケーション学部でジェンダーセンターを開設
−開設記念連続シンポジウムを行う−
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 明治大学情報コミュニケーション学部は本年4月、「情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター」を設置。その開設記念連続シンポジウムの最後を飾る「労働と承認―ジェンダーから見た社会的正義」を3月22日、駿河台校舎リバティホールで開催した。

 同センターでは、(1)情報コミュニケーション学の視点を生かしたジェンダー研究、(2)学部の枠を超えた多分野にわたるジェンダー分析、(3)世界に目を向けた国際的な比較研究など、総合大学としての明大の強みを生かし、男女の性別を超えた研究を目指している。

 シンポジウム席上、細野はるみ情報コミュニケーション学部長は、「性差を超えた協調的な社会の構築を目指し、効率主義・拝金主義ではない質の高い生き方を追求・発信する母体となることを願う」と祈念。また、同センター長の吉田恵子情報コミュニケーション学部教授は、明大が戦前から女子部を設置するなど、女子高等教育で先進的な役割・立場を担ってきたことを紹介。「本学部の学際的な研究にジェンダーの視点を導入したい」と意欲を語った。

 当日は、フランクフルト社会研究所所長で、ゲーテ大学のアクセル・ホネット教授による招待講演「労働と承認:新たな規定の試み」などが行われ、社会学・政治学・哲学・ジェンダー論などに関心を持つ200人以上の来場者が集まった。

 ジェンターセンターでは今後、シンポジウム・研究会の開催、論文集・資料集の発行、関係諸機関との連携・協力、現実の問題への助言や提言などに取り組んでいくとともに、鍛冶千鶴子文書や明大短期大学関係資料など、貴重な資料の収集・保存・公開も行う。




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アクセル・ホネット教授(中央)

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