明治大学農学部の日野常男教授らは、「高校生研究コンクール」を３月２８日、駿河台校舎リバティタワーの岸本辰雄記念ホールで開催した。

　これは、日本畜産学会第１１２回大会（大会会長＝日野教授）の関連行事として行われたもの。日野教授を中心に、１８人の農学部教員で構成する同大会実行委員会が独自に主催。高校生の個人・団体を対象に、地球規模の環境・食料・エネルギー問題への関心を高め、将来、基礎研究などに貢献できる人材育成につなげる契機とすべく、農業・環境・生命・食品・化学・生物など自然科学領域の課題研究（調査、実験、資料を調べた成果など）を募集した。

　同コンクールには、全国１３の高校から生徒と引率教員合わせて、１３０人が参加。２５演題のポスター発表が行われ、学会参加者らと質疑応答を交わした。優秀発表には表彰も行われ、農学や生物学を志す高校生にとって意義深い研鑽の機会となった。

　なお、日本畜産学会第１１２回大会は同２８日から３０日にかけて行われ、約１３００人が参加。本学からも２０人以上の学生が研究成果を発表するなど、盛況裡に終わった。



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