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明治大学広報
第622号(2010年8月1日発行)
子供たちに宇宙の夢届け
宇宙カボチャ初収穫
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 明治大学生田キャンパス南圃場で栽培されている『宇宙カボチャ』が7月13日、栽培担当者の佐倉朗夫農学部特任教授らによって収穫された。

 これは、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の船内保管室で約8カ月半にわたり保管され、地球に帰還した「おもちゃカボチャ」の種を全国の子供たちに届ける事業、『パンプキンミッション』の一環として行われたもの。

 明治大学も参加する本ミッションでは、2009年7月に無事地球に戻った345粒の種を全国の子供たちに配布するため、16の大学や研究機関が協力して栽培し、その総量を増やしている。明大は同年12月に15粒の種を受け取っており、佐倉特任教授のもと栽培に取り組んでいた。

 2010年4月に圃場にまかれた種は、その後順調に成長し実を付けた。通常のカボチャは花が咲いて40日ほどで収穫するところ、子供たちに届ける種の数を充実させるため、開花後50日を目安とし、実の付け根が茶色くコルク化し熟した実を収穫。収穫された宇宙カボチャは、さらに1カ月ほど熟成させた後、種が取り出される。

 「予想では、明大から4000粒ほどを子供たちに届けられる見込み」と佐倉特任教授から白い歯がこぼれた。



パンプキンミッション

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収穫に臨む佐倉特任教授

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