第622号(2010年8月1日発行)
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遠い夏の記憶に、お化けの話を思い出す。まんが雑誌に連載される「ゲゲゲの鬼太郎」は、強烈なキャラクターとともに異次元の世界を創り出した。
NHK朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」では、“鬼太郎”が世に認知されるまでの下積み時代を健気に生きる女房が描かれている。水木しげる役を演じる向井理氏は、本学農学部生命科学科で遺伝子工学を学び、バーテンダー歴6年の後、この世界に入ったという個性派。卒業生のチャレンジ精神に期待したい。
一方、本学は、さらなる外部資金獲得にチャレンジしている。事業仕分けの嵐の中で、平成21年度私大等経常費補助金が10位に、また、平成22年度科学研究費補助金は、新規採択率が全国平均22%を上回る7位(36.3%)へと大躍進。
そこには、教員の研究に懸ける並々ならぬ熱意と、それをサポートする事務局のハイブリッドなる仕掛けが功を奏したと聞く。いずれにしても、事業仕分けにも揺るがない「明治の底力」が証明された。ただし、このハイブリッドには減税・補助金はない。ひたすら自力で前進するのみだ。
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