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明治大学広報
第623号(2010年9月1日発行)
日本初 クールジャパンを英語で体験
サマープログラム開催
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 明治大学は8月2日から13日まで、国際連携機構の主催により第1回「クールジャパン・サマープログラム」を実施した。これは、本学の国際化拠点整備事業(グローバル30)のプロジェクトであるグローバルコモン・プログラムの一つとして位置づけられ、日本文化の持つ多様性やその魅力を世界へ発信するもので、すべての講義や実習などは英語によって行われた。このような趣旨・内容のプログラムは日本の大学の取り組みとしては初めて。学内の日本人学生、交換留学生の部分参加を含めて計20名が参加した。

 初開催となった今年度は、マンガやアニメなど、日本のポップカルチャーに重点をおいたプログラム構成としながらも、映画・音楽・ファッション、現代アートやデザイン・建築など、さまざまな側面から広く「日本の現在」を読み解くことができるよう、講義とフィールドトリップなどに多彩な内容を盛り込んだ。また途中4日間におよぶ京都での研修では、マンガ実技の他、狂言や書道のワーショップなど、日本の伝統文化を学び体験する機会をも設けることができた(写真)。

 国際日本学部の4人の教員を始め、それぞれのフィールドを代表するオールスターともいえる卓越した講師陣に恵まれ、とても充実した内容の授業に参加者の満足度はきわめて高いものとなった。参加者たちが講義内容に魅了され、授業の後にも講師を取り囲み、目を輝かせながら語り合っている姿が非常に印象的であった。このプログラムが、参加者一人ひとりにとって自らの新しいCool Japan(s)を発見する糸口になってくれたことを望んでやまない。

 今後この経験をもとに、さまざまな反省点やフィードバックを反映させながら、さらなる改善を図ることで、本学の国際化政策の一環として来年度以降に向け、より魅力的なプログラムの構築につなげていきたいと考えている。一方で、このプログラムは実施前の準備段階から、文科省や経産省をはじめ、NHKなどのマスメディア、国内や海外の諸大学からも強い関心が寄せられ、注目された。この取り組みを本学のプレゼンスと発信力をさらに高めていくきっかけとしたい。そのためにも、今後ひろく学内で建設的な議論をしていきたいと願っている。

(北脇学・国際連携機構特任講師)



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