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明治大学広報
第624号(2010年10月1日発行)
杉原厚吉(研究・知財)特任教授
JST「戦略的創造研究推進事業」CRESTの研究代表者として採択される

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 独立行政法人科学技術振興機構(JST)は8月25日、「戦略的創造研究推進事業(CREST)」の2010年度新規採択結果を公表、明治大学研究・知財戦略機構が申請していた、「計算錯覚学の構築─錯視の数理モデリングとその応用」(研究代表者=杉原厚吉研究・知財戦略機構特任教授、先端数理科学インスティテュート所員)が採択された。

 本事業は、社会・経済の変革につながるイノベーションを誘起するシステムの一環として、戦略的重点化した分野における課題解決型基礎研究を推進し、今後の科学技術の発展や新産業の創出につながる革新的な新技術の創出を目指すもの。研究期間は5年半で、総額1億5千万円〜3億円が助成される。

 今回採択された研究は、国が定めた11の研究領域のひとつ「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」の枠組みで行われ、宮下芳明理工学部准教授、友枝明保研究・知財戦略機構研究推進員および東京大学と共同で進められる。

 杉原特任教授らは、人の錯視現象(錯覚)の数理モデリングを通して、錯視の仕組みを理解し、錯視効果を数量化、制御する方法を開拓する。一例として、錯覚量の最小化により、道路傾斜の誤認が原因となって起こる渋滞を回避したり、逆に最大化することによって、重要な標識を目立たせるなど、社会が抱える問題の解決をはかり文化的豊かさの向上に役立てることを成果目標とする。あわせて、研究成果を社会に発信し、実験や研究交流拠点の役割を持つ「錯覚ミュージアム(仮称)」の整備も行う。



研究・知財推進機構

文部科学省「戦略的創造研究推進事業(CREST、さきがけ)における平成22年度新規研究課題の決定について(第1期)」

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