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明治大学広報
第624号(2010年10月1日発行)
就職特集 
―2012年就職希望者に向けて先輩からのメッセージ―

「思考の壁に気づこう そして壊そう」
東京急行電鉄株式会社人事・労政室人事部人材開発課 松本 良太
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 お伝えしたいのは、「みなさんの頭の中には、就職活動や社会に対する思いこみ、つまりは壁があり、その壁を壊してほしい」ということです。未知のフィールドに入る準備期間ですから、「壁」があるのは当たり前です。しかし、狭い視野、表面的な情報の解釈により、本質的ではない意思決定をしてほしくありません。

 そもそも、就職活動のスタート。「早めに動き出すことが良い」と言われことが多いかも知れませんが、それ故に、力を入れている活動に集中することができず、支障が出てはしまわないでしょうか。最後までやりたいことをやり抜いた学生に惹かれる企業は少なくないでしょう。

 企業研究でいえば、「業界」という軸ばかりにとらわれる学生が多いように感じます。しかし、○○業界が○○しかビジネスとして扱っていない、ということはもはや稀です。例えば、「街づくり」という仕事は、何もディベロッパーや鉄道会社だけが携わっているわけではありません。他業界はもちろん、行政やNPOでも、「街づくり」に携わる方はたくさんいるのです。

 マニュアル本通り、過去の出来事などをノートに書いて、「WHY」を繰り返しても、なかなか将来やりたいことは見えてこないかもしれません。私自身、学生時代にさまざまな人に会って、心揺さぶられる瞬間からその理由を辿っていき、やりたいことがぼんやり見えてきました。

 入社する企業を決める際には、周りから「すごい!」と言われる会社に入りたいと誰もが思うでしょう。しかし、将来の職場で辛いことがあった時に自分の心を支えるのは、会社の知名度でしょうか?福利厚生でしょうか?

 就職活動における正解や成功は、誰も決められません。唯一の成功があるとすれば、きっと、みなさん自身の最終的な「納得」なのではないでしょうか。みなさんが想像している以上に、みなさんを心配してくれている人が必ずいます。そのことを決して忘れずに、体調には留意しながら、視野を広く保ち、最後までやり抜いていただくことを願っています。



就職キャリア支援センター

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