私の最初の船出は、ある商社の説明会からでした。休学して１年間の留学をした私は、ただ漠然と「英語を使ってカッコいい」と思っていたせいか、商社の説明会やＯＢ訪問を数多くしました。しかし、そこで気づいたのは視野の狭さでした。就職活動をしていて一番感じたのは、自分が人生で聞いた事のない社名が多い事でした。そこで、私は全く興味のない企業の説明会に参加してみたのです。すると、これが大正解で、大人の社会に出る前の年代としては社会を知る貴重な機会だったと今でも感じています。また、他の企業の説明会に行ったりすると新たな角度で第一志望の企業を見られるメリットもあると思います。　

　また、私は面接対策を早い段階で行いました。先輩から面接は慣れが大事と聞いていたからです。そこで出会った企業というのが私の内定先でした。最初は外資系銀行という事で、「経済と英語が一緒に使えて良い企業。でも明大生には無理だろうな」と最初から練習感覚で面接に臨んだのです。しかし、実際に面接をしてみると面接官がとても良い人で、企業の業務内容や魅力について語ってくれたのです。ほとんど話していない第一次面接が通過してからこの企業についてもっと知りたいと思うようになり、気付くと第一志望になっていました。

　就職活動はどんなに自分がそこに行きたくても叶わない時もあります。場合によっては業種を絞りすぎて、選択肢がないという事も起こり得ます。就職活動は「お見合い」といいますが、その通りだと思います。皆さんもぜひ自分に合った企業に出会えるように広い視野で頑張って下さい。



就職キャリア支援センター

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