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明治大学広報
第625号(2010年11月1日発行)
イノベーション・ジャパン2010
「糖尿病モデルブタ」ブースを出展
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 「イノベーション・ジャパン2010─大学見本市」が9月29日から10月1日まで、東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催され、明治大学から医療・健康分野に農学部の長嶋比呂志教授らの「高血糖状態を維持する遺伝子組み換えブタ(糖尿病モデルブタ)」の展示ブースを出展、あわせて新技術説明会も実施した。

 このイベントは(独)科学技術振興機構(JST)、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する国内最大級の産学マッチング・交流イベント。7回目となる今回は、8分野に各大学から350を超える最先端研究シーズ(ビジネス創出の卵)が出展、企業の研究開発担当者、経営者や大学関係者らを中心に、総計1万7853人が来場した。

 長嶋教授の研究シーズは、糖尿病の新しい治療薬、治療方法の開発に役立つ先天的に糖尿病を発症するモデルブタだ。身体や臓器の大きさがヒトに近く、解剖学的・生理学的に人に類似するブタを、遺伝子組み換えによって高血糖状態を維持させるという、世界初の糖尿病を発症する大型動物モデルを作出した。既に糖尿病モデルブタの精子保存も完了し、要望があれば半年程度で提供可能となっている。

 展示会中、熱心な問い合わせも寄せられ、新技術への期待の高さをうかがわせた。今後も明治大学は、積極的に研究成果を社会に還元、新たな価値創造を目指していく。



研究・知財推進機構

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糖尿病の治療開発に期待
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