９月５日、第４６回明治大学全国校友大会が山形市において開催された。北海道から沖縄に至る校友と韓国からも参加され、盛大に幕を開けた。

　ここ山形は明治大学創立者のお一人である宮城浩蔵先生の故郷である。今から１２９年前若き３人の学徒、宮城浩蔵、岸本辰雄、矢代操が東京有楽町の旧島原藩邸で明治大学を開校された。

　宮城先生の生まれ故郷である天童市の旧郡役所に先生の資料館があり、見学させて頂いたが、沢山の資料と共に２階の片隅に真新しい一枚の写真があった。これぞ明治大学発祥の地記念碑のものであった。東京有楽町にこの記念碑があることを知る校友は少ない。やはり本学の原点はここにあると認識させられた。

　折しも来年は創立１３０周年になる。大学としては「世界へ」のスローガンでグローバルな大学を目指し、校友会は「明治はひとつ紫紺魂１３０年」として東京で全国大会を開催することとしている。山形から東京へ、創立者の説かれた権利自由、独立自治の建学の精神を噛みしめ母校のさらなる発展を祈りつつ東京大会の成功を期したい。



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