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明治大学広報
第627号(2011年1月1日発行)
国連アカデミック・インパクト
「若者よ、世界に出よう」
国連広報担当事務次官 赤阪氏が講演
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 明治大学は、国連広報担当事務次長の赤阪清隆氏を講師に招き、公開講演会「若者よ、世界に出よう」を昨年12月14日、駿河台キャンパスリバティホールで開催した。

 これは、国連と世界の高等教育機関を結びつける活動として、明治大学も参加表明する「国連アカデミック・インパクト」(AI)の一環として実施したもの。

 講演で赤阪氏は、国連の使命や安全保障理事会(安保理)で常任理事国を務めることの重要さ、国連職員として大切な姿勢などを紹介したほか、貧困・飢餓の撲滅、教育、ジェンダーの平等など、現在国連が注力する「国連ミレニアム開発目標(MDGs)」について説明。さらに国連と日本とのかかわりについて、1997年度に比べ今年度で5割削減している政府開発援助(ODA)予算の削減を憂慮。厳しい経済状況ではあるが、先進国の役割として、「自国のことだけでなく、他国の問題にも関心を寄せること」を果たす必要性を説いた。

 最後に赤阪氏は会場の学生に向け、毎年世界各地で世界中の大学生200人が参加のもと行われる世界模擬国連への参加を呼びかけ、「世界を舞台に活躍できるのは、一握りの特別な人物だけではない。責任感が強く、勤勉で、チームワークを尊重できる日本人は世界中で高く評価されている。活躍の場を世界に求めよう」と呼びかけた。

 会場の学生から、「受け身ではなく、自ら情報を取りに行く大切さを実感した。視野が広がるいい機会になった」(国日3男子)、「世界で起きている人権問題に衝撃を受けた。明治大学がAIに参加したことで、自分も人権について認識を新たにするきっかけになった」(経営4男子)と大学が国連に参加することの意義を語った。



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学生に呼びかける赤阪氏
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