梅の花咲く１・２月、いよいよ入学試験シーズンの到来です。昨年度は新型インフルエンザにより追試験を実施することになり、緊張の春でした。これまで４年間の一般入試志願者数は毎年１０万人を超えており、明治大学への期待の大きさや関心の高さに改めて襟を正す思いでおります。志願者数全国１位となったことにより各方面から取り上げられ、明治大学の現状を紹介していただいた折、明朗快活に夢と信念を持って学業に取り組む明治大学生の姿が大変良い評判を得ましたことは誠に喜ばしいことでした。

　いま大学教育の質の向上が強く求められています。先人の積み上げてきた知識や技術を習得することはもちろん、実務体験から学ぶ授業にも力を注ぎ、自ら考え行動する学生を育成してまいります。また学生には、講義やゼミナール・卒業研究、サークル活動、留学生との交流等々幅広い大学生活を通じて、様々な考え方を持つ人達と出会うことにより、柔軟な発想力を持つ自立した「個」の成長が期待されます。そして、広い視野と確かな見識、専門性の基礎をしっかりと培って、このグローバル化・情報化した社会に逞しく巣立って行ってほしいと願っています。さらに、昨今の就職活動の厳しい現実に屈することなく、多種多様な業種の中から少しでも自分を生かせる仕事を見つけられるよう、大学は今まで以上に全力で支援していきます。今後も多くの期待に応えるべく充実した教育環境作りに邁進してまいります。

（理工学部教授）　



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