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明治大学広報
第627号(2011年1月1日発行)
副学長 2011年頭所感
新たな社会連携を求めて
副学長(社会連携担当) 福宮 賢一
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 この度、新たに社会連携機構が2010年10月に創設されました。

 この発展的改組は、従来からの生涯教育と地域連携の機能分離を図るため、同機構のもとに、リバティアカデミーと地域連携推進センター(新設)を置き、それぞれ特化した機能を発揮していくことを目指すものであります。そして同機構は、両者を統括するとともに、相互に重なり合う部分の機能を調整する機関としての役割を担います。

 現在、リバティアカデミーでは、教養・文化、ビジネス、資格・実務・語学などの講座、再就職支援のための委託訓練、文科省司書講習、教員免許更新講習、企業等受託研修などを展開しています(2009年度開設講座数380講座、個人会員1万5307人、法人会員51社、受講生数2万2640人)。

 他方、地域連携においては、千葉県成田市、長野県飯田市、鳥取県、和歌山県新宮市、埼玉県北本市、長野県長和町、群馬県嬬恋村、福井県、鳥取県・鳥取大学、東紀州観光まちづくり公社、山形県天童市、および福井県鯖江市に加え、都内では、杉並区、千代田区、調布市、三鷹市、および府中市と連携して講座企画運営を行っています。

 今後に向けて生涯教育では、より高度なニーズに対応すること、そして地域連携では、本学の双務的貢献の実現が必要です。また、各キャンパスの特色を活かした社会連携を展開すること、さらに連携の地方拠点を形成する方策の立案などの課題も存在します。

 新機構の下、社会・地域に「開かれた大学」のトップ到達に向けて積極的努力を継続して参ります。ご支援の程、よろしくお願いいたします。

(商学部教授)



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