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明治大学広報
第627号(2011年1月1日発行)
副学長 2011年頭所感
教養系新学部がめざしているもの
副学長(和泉キャンパス担当) 山泉 進
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 和泉キャンパスをどうするのか。2003年に和泉委員長に就任したときからの中心的課題であった。和泉委員会のなかにグランドデザイン検討委員会を設置し、キャンパスの建物・施設・空間についての総合的な点検と将来設計を検討した。

 その一部が、メディア棟の建設、研究棟と旧AV棟(リエゾン棟)の改修、第三校舎での国家試験指導センターと国際交流ラウンジの開設、国際交流会館の建設、歩道橋へのエレベーター設置、和泉総合体育館東棟の建設、そして、現在進行中の「和泉の杜」食堂の拡張と新図書館の建設、として実現してきた。

 もちろん、大事なことは、今後、和泉キャンパスでの教育・研究・社会連携をどう展開するかということである。そのことについては、学長のもとでのタスク・フォースにおいて検討し、和泉委員会の「和泉フォーム」や冊子『リベラルアーツ・フォーラム』で検討を重ねてきた。その結果が、国際日本学部と大学院教養デザイン研究科の開設になった。

 2013年度の国際日本学部の中野キャンパス移転後を考えた、「現代教養デザイン学部」(仮)の設置構想は、現在、連合教授会の継続審議となっている。1991年の「大綱化」後における「新しい教養教育」のあり方についての検討は和泉委員長になったときからの課題であった。今後、学部教育のなかでの「教養教育」の充実は、ますます重要な課題になってくる。初年次教育を含めた、明治大学の「教養教育」は何をめざすのか。そして、和泉キャンパスはどうなるのか。「現代教養デザイン学部」(仮)構想は、長い検討の果てにたどりついた最善の策であると私は考えている。

(法学部教授)



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