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明治大学広報
第627号(2011年1月1日発行)
副学長 2011年頭所感
国の予算の抜本的な拡充を
副学長(大学経営特任補佐) 山根 徹夫
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 昨年は、日本人のノーベル賞の受賞や「はやぶさ」の快挙など、学術や科学技術の分野で明るい話題もあったが、国の「事業仕分け」で大学の国際化事業や教育の質向上事業、さらには宇宙関連の事業が廃止や見直しとされるなど、国際競争が激化する中にあって、日本の大学が国際競争力を失い、ひいては日本が国際的に遅れをとり、さらには国際的な信用も失いかねない事態が生じたことはまことに残念です。「知識基盤社会」にあって各国とも大学や科学技術に関する予算は拡充しており、日本は世界の動向に逆行しています。将来、日本人のノーベル賞受賞者は皆無となることも懸念されます。

 明治大学においてはこれまで、国の大学教育・学生支援事業等に多くの事業が選定され着実な成果をあげてきました。また、一昨年には国際化拠点整備事業(グローバル30)で東京大学、早稲田大学など13大学のうちの一大学に選定され国際化に精力的に取り組んでいます。明治大学の更なる発展のためには、教育の質向上や学生支援の充実、さらには国際化の推進が不可欠です。

 本学は本年創立130周年を迎え、世界のトップユニバーシティーへ新たな歩みを始めます。130周年のコンセプトである「世界へ 個を強め、世界をつなぎ、未来へ」を実現するためにも、今年もこれらについては引き続き重点的に取り組むこととしていますが、国においては今後、ぜひ、大学関係予算の拡充をしていただきたいと思います。関係の皆さまのご支援・ご協力を切にお願いいたします。



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