日本学士院は昨年１１月１３日に行われた総会で、明治大学理工学部元教授の内田祥哉氏（うちだ・よしちか）ら１２人を日本学士院新会員として選出した。

　日本学士院は、学術上功績顕著な科学者を顕彰するための機関として、文部科学省に設置された特別機関。

　内田氏は、建築構法計画学の確立と普及、ならびに建築生産のオープンシステムを実現するための理論構築と手法を駆使して、２０世紀後半における建築生産と建築学に確固とした道筋をつけた業績が評価され、「自然科学部門」（工学）で選出された。

　内田氏は、１９４７年東京帝国大学第一工学部卒業。東京大学教授を経て１９８６年明治大学工（現理工）学部教授。担当科目は建築設計。１９９６年定年退職。東京大学名誉教授、工学院大学特任教授。工学博士。８５歳。



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