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明治大学広報
第628号(2011年2月1日発行)
第2回文学部読書感想文コンクール 100人を表彰
文学部から力強いメッセージを発信
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 明治大学文学部が主催する「第2回読書感想文コンクール」の表彰式が2010年11月13日、駿河台キャンパスリバティタワーで執り行われた。

 本コンクールは、文学部で何を学ぶかを伝えるとともに広く読書への関心を喚起すべく、高校生と社会人を対象に募集されたもの。応募者は10冊の課題図書から任意の1冊について1200字以内で読書感想を綴った。

 表彰式に先立ちあいさつした林義勝文学部長は多くの応募に謝意を表すとともに、「若いうちに読書に親しみ、本を読むことを好きになってほしいというシンプルなメッセージを社会へ発信したい」とコンクール実施の意義を強く説いた。

 今回は621点の応募があり、文学部読書感想文コンクール選考委員会の審査・選考を経て、高校生94人・社会人6人が受賞。表彰式では受賞者一人ひとりが、賞状と受賞感想文を一冊にまとめた書籍『読むことの歓び』(写真)が林学部長から授与された。

 選考委員の立野正裕教授は講評として、平凡に生き抜くことの至難を説いたサン・テグジュペリの言葉を要約して重ねつつ、「この一歩を不退転の決意をもって繰り返し、限りある時間の中で、自らの世界を拡張するような書物に少しでも触れ続けてほしい」と受賞者を励ました。

 祝辞に立った松橋公治副学長(学務担当兼学生部長)は、「読書を通じた未知との遭遇の喜び、そこからの気づきと学びから一歩を踏み出してほしい」とし、本コンクールのさらなる発展を祈念した。続いて、佐藤正紀教授が「戯曲を読もう」と題して記念講演。課題図書の『オイディプス王』の一場を音読しながら、戯曲の魅力を受賞者らに紹介した。

 受賞者を代表して、藤原加歩さん(高校生の部)は、「このような賞をいただきありがたい。先生や家族のおかげでもあるので感謝したい」と語り、丹治のり子さん(社会人の部)は、「今回のコンクールは自らの感受性を保つ糧となり自己実現にもつながった。受賞できて光栄」と喜びを語った。

 表彰式の様子は明治大学ホームページ(文学部)で動画配信している。



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