第629号(2011年3月1日発行)
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2011年度の明治大学9学部の入学試験は、大学入試センター試験後期日程(3月4日出願締切、14・15日合格発表)を除いて終了した。長引く経済不況の影響を受けつつも、各種推薦・特別入試を除く総志願者数は11万2900人(2月21日現在)で、2年連続で11万人を超えるとともに5年連続で10万人を超えた。
各種推薦・特別入試を除く2011年度明治大学9学部の入学試験志願者数は2月21日現在、11万2900人となり、すでに志願者数が確定している早稲田大に753人と肉薄している。前年最終合計11万5700人より2.4%減と2800人少ないが、センター試験後期日程の出願が集計されると、2年連続で志願者数全国1位となる可能性が高い。
本年度の一般入試全体は、本学をはじめ出願者数が未確定な大学もあるが、難関校敬遠、大都市志向・大規模大学志向が弱まり、自宅通学や入学後の就職支援などを優先する傾向が見られた。
明治大学の一般選抜入試は6万1044人で0.7%の微減。文系学部は経営が2年連続で志願者を増やしたものの、法・商・政治経済・文・国際日本は減、前年度減だった情報コミュニケーションが増と、揺り戻し現象となった。理系学部の理工・農は、就職を意識した受験生に支持され前年に続き志願者を増やした。
大学入試センター試験利用入試は、前期日程の出願はすでに締め切られ、昨年度同等の志願状況となっている。後期日程は3月4日が出願締め切り。特に文学部が、学科別から専攻別募集に変更し、センター後期募集を新規導入したことにともなう大幅な志願者増が期待される。
今回で実施5回目の全学部統一入試は、一般選抜入試と同じ傾向がみられるが、前年比で8.2%と大幅に減らし、1万6673人だった。
主要私大では中央大、東京理科大、同志社大が志願者を増やしているが、昨年に続き、受験生の安全志向から受験校の絞り込みが進み、多くの大学で減少傾向となった。
志願者数をはじめとする入試情報は明治大学ホームページで公開している。
■2011年度一般入試 主要私大志願者数(2月21日現在) |
大学名 |
志願者数 |
前年 |
前年比 |
|
早稲田大 |
113,653 |
115,515 |
−1,862 |
98.4% |
* |
明治大 |
112,900 |
115,700 |
−2,800 |
97.6% |
|
法政大 |
92,819 |
94,536 |
−1,717 |
98.2% |
* |
日本大 |
87,078 |
95,322 |
−8,244 |
91.4% |
* |
中央大 |
85,477 |
81,898 |
3,579 |
104.4% |
* |
関西大 |
76,799 |
88,399 |
−11,600 |
86.9% |
* |
立命館大 |
67,909 |
77,744 |
−9,835 |
87.3% |
|
立教大 |
67,837 |
72,966 |
−5,129 |
93.0% |
* |
近畿大 |
67,368 |
76,744 |
−9,376 |
87.8% |
* |
東洋大 |
59,217 |
72,768 |
−13,551 |
81.4% |
* |
青山学院大 |
53,551 |
53,695 |
−144 |
99.7% |
* |
東京理科大 |
50,868 |
50,499 |
369 |
100.7% |
* |
同志社大 |
48,481 |
46,367 |
2,114 |
104.6% |
|
慶應義塾大 |
46,693 |
48,260 |
−1,567 |
96.8% |
* |
関西学院大 |
44,299 |
50,845 |
−6,546 |
87.1% |
*は2月21日現在志願者数未確定大学
※大学通信社調べ |
2010年度一般入試志願者数(リンク先:入試情報)
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試験会場に向かう受験生
(2月7日、駿河台キャンパス)
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