第629号(2011年3月1日発行)
植村精神−冒険者スピリット− 永遠に
植村直己冒険賞発表 山岳部員も刺激
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明治大学が生んだ世界的な冒険家、植村直己氏を讃えて創設された2010「植村直己冒険賞」の受賞者発表式が2月16日、駿河台キャンパス紫紺館で開催された。今回は、中央アラスカ山脈ハンター冬季単独登頂に挑戦し続ける栗秋正寿氏が受賞した(写真)。
同冒険賞は、植村氏の精神を継承し、人々に夢や希望、勇気を与えるような創造的な活動を行う個人または団体を、植村氏の出身地である豊岡市が表彰しているもので、明治大学は1996年の創設時から協力している。
山岳部員も刺激
会場には130周年記念事業で今年6月にマッキンリー登頂に挑戦する体育会山岳部のメンバーも訪れていた。山岳部登頂リーダー佐々木理人さん(経営3)は、「栗秋氏の植村賞受賞は素晴らしいこと。山を登る者として僕たちも挑戦してきたい」と目を輝かせた。また「山岳部入部は先輩からもらった植村氏の著書『青春を山にかけて』がきっかけ。明治大学山岳部が日本人として初めて登頂に成功したのはマッキンリー。そして植村氏もこの山で消息を絶った。その意味で僕らにとって、ゆかりの深い場所。そこに挑戦できることはとても嬉しく光栄。全員無事に笑顔で帰ってきたい」と抱負を語っていた。
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