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明治大学広報
第629号(2011年3月1日発行)
論壇
施設整備計画の推進について
施設計画担当常勤理事 市川 好和
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 2008年5月に施設計画担当として就任し、2年10カ月、施設計画の整備を推進してきた。ここに現在までの施設整備の状況を報告する(施設の名称は全て仮称)。

 創立130周年記念事業としては、6つの施設整備計画があり、(1)生田D館、(2)黒川新農場、(3)和泉新図書館、(4)駿河台C地区、(5)中野キャンパス、(6)スポーツタウン整備計画である。 

 (1)  生田D館 主に機械工学科と応用化学科(含大学院)が使用するが、共同実験室等も設置し、理工学部全体の教育研究の推進に寄与する。D館は、危険な薬品を扱うため免震構造とした。
(2011年12月竣工予定)

  (2) 黒川新農場 農学部が使用していた富士吉田農場(売却済み)および千葉県の誉田農場(売却予定)に替えて、生田キャンパスに近い川崎市黒川地区に建設している。これにより教育・研究の一層の推進が期待されている。
(2011年12月竣工予定)

  (3) 和泉新図書館 築後50年たった旧図書館跡地に単に読書の場ではなく、グループの討論や意見を交換しながら学べる場を設ける。静と動が混在する図書館を建設して、より教育・研究の活性化を目指す。
(2012年2月竣工予定)

 (4) 駿河台C地区 大学の研究の拠点とし、外部資金の獲得により本学の研究をより一層推進するための整備計画である。この施設には、大学院、国際連携機構、そして国際的研究を進めるために海外の著名研究人等を招聘して研究の発信をする国際総合研究所(仮称)を開設する。
(2012年12月竣工予定)

 (5)  中野キャンパス 国際化、先端研究、社会連携、文理融合をコンセプトに本学の第四のキャンパスとして開設する。
(2013年1月竣工予定)

 (6) スポーツタウン整備計画 日野市にあった多摩テック遊園地跡地に体育会合宿所の統合施設・運動場とスポーツ科学部(仮称)の校舎(予定)を建設する。
(2013年2月竣工予定)

 その他、千代田区との共同開発で進める駿河台キャンパスの明高中校舎跡地等の猿楽町開発、生田キャンパスの植物工場・地域連携交流館、第一校舎一号館、そして和泉キャンパスの新教育棟と各施設整備を進めている。

 このように現在、本学は、今までにない多くの施設整備計画を推進している。これらの施設整備は、施設計画担当に就任した当初に考えていた「学生の居場所の確保」、「透明性の確保」を目指して進めてきた。具体的には、各施設に学生ラウンジ等を設置し、規模の大きな計画については、従来の金額のみの入札に加えて、設計業者の決定方法としてプロポーザル方式、質の確保のためのCM(コントラクション・マネジメント)、建設業者決定時の総合評価方式等の採用を実施した。

 本学の入学試験志願者は、5年前から10万人を超え、そして昨年と今年は、11万人を超えている。これは、教学の大学改革の推進、教職員・校友・父母の一体化した大学運営の結果であるが、リバティタワーの建設に始まる施設の整備もその要因の一つと捉えている。

 今後も継続的大学改革の推進とともに、大学の中長期ビジョンとの整合性を図りながら施設整備計画を策定・推進することが、本学の発展を持続可能なものにすると考える。



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