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大畑 裕嗣 OHATA Hiroshi

 OHATA Hiroshi
職格 教授
学位 社会学修士
最終学歴 東京都立大学・東京大学大学院
研究業績等 http://gyoseki1.mind.meiji.ac.jp/mjuhp/KgApp?kojinId=070006
専攻分野(研究分野) 社会学(社会運動論、市民社会論)

研究テーマ

「ポスト市民社会」における「出来事」としての社会運動と政治

キーワード

社会運動,市民社会,出来事

主な担当講義

社会運動論、心理社会調査研究法B

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受験生・学生へのメッセージ

 明治大が皆さんに選ばれた理由のひとつは、「就職に強い大学」というところにあったのかもしれません。私は一般企業や公務員向けの就活はしたことがない(現在のようなものはもちろん、私たちの学生時代のものも)ので、たしかなことは言えませんが、社会学が就活で短期的に成果をあげるために直接役立つことはあまりないような気がします。問題はその後です。希望の会社にはいれたとしても、不本意な就職をすることになったとしても、その後をどう生きるか。それは個人の価値観、ライフスタイル、「要領」の問題で学問の問題じゃないでしょう、という人もあるかもしれませんが、それらだけで解決がつくことばかりでもありません。(自分の会社だけではなく)社会をどれだけ遠く、広く見通して、なおかつ冷笑主義(「ま、世の中こんなものだよ」と斜に構えつつ、実際的には、大勢——それがどんなひどいものになろうとも——に従っていくこと)に陥ることなく、そういうビジョンと自分や自分のまわりの人たちの人生との関係をどのようにつけていくか。私にわかる範囲で矮小化してしまっているかもしれませんが、ライト・ミルズが言う「社会学的想像力」(sociological imagination)とはそういうことではないでしょうか。

主な著書・論文

『現代韓国の市民社会論と社会運動』(成文堂,2011年)
『日韓関係史 1965-2015 Ⅲ社会・文化』(共著、東京大学出版会、2015年)
『3.11後の社会運動-8万人のデータから分かったこと』(共著、筑摩書房、2020年)

出身地

神奈川県

趣味・特技

家の近所(農道など)と中で運動,ジャズを聴くこと