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スズキ カイ SUZUKI Kai
職格 准教授
学位 博士(文学)
最終学歴 東京大学大学院人文社会系研究科(韓国朝鮮文化研究専攻)
専攻分野(研究分野) アジア史専攻(朝鮮近世史、東アジア国際関係史、東洋史学史)

研究テーマ

朝鮮王朝(1392~1897)から明朝(1368~1644)、清朝(1636~1912)に派遣された外交使節である「燕行使」について研究してい る。とりわけ、豊臣秀吉の朝鮮侵略、明清交替といった17世紀東アジアの秩序変動における「燕行使」の役割、制度の変容、そこに現れる朝鮮王朝政府の認識、対応の歴史的意味について関心を持っている。こうした問題は、日本における「東洋史学」の最初期にまでさかのぼる重要なテーマであり、得られた知見をもとにしたアジア史学史の再検討をも企図している。

キーワード

朝鮮王朝、明清交替、燕行使、中朝関係、歴史学

主な担当講義

東アジア国際関係史、朝鮮史

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受験生・学生へのメッセージ

朝鮮半島や朝鮮民族の歴史は、いまなお私たちを魅惑し続けています。その理由は、アジア史の一翼を担うと同時に、私たちが住む日本とも深いかかわりを持っているからなのではないでしょうか。朝鮮半島に一歩踏み出せば、そこはもうアジアの入り口です。グローバル化、情報化の波に押し流されることなく、動き続けるアジアをともに学び、ともに体験しましょう。そうすればきっと、いままで想像もできなかった新しい世界が拓けてきます。

主な著書・論文

岡本隆司・箱田恵子編著『ハンドブック近代中国外交史:明清交替から満洲事変まで』(分担執筆)ミネルヴァ書房、2019年
上田信編『侠の歴史』東洋編〈下〉(分担執筆)清水書院、2020年
鈴木開『明清交替と朝鮮外交』刀水書房、2021年
川西裕也・中尾道子・木村拓編『壬辰戦争と東アジア—秀吉の対外侵攻の衝撃』(共著)東京大学出版会、2023年

出身地

東京都板橋区

趣味

アニメときどきラノベ、野球、声優の話題