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海外ゼミ合宿

海外ゼミ合宿

 文学部では,各専攻の演習(少人数授業)に参加している学生を中心に学習内容の理解をさらに深めるため,海外ゼミ合宿として授業内容に関連した地域での研修を行っています。
2016年度には以下のとおり海外ゼミ合宿が実施されました。
 なお,2017年度より海外ゼミ合宿に替わり,内容をより充実させた科目「海外現地研修A・B」が設置されます。

【英米文学専攻】

特別講義修了後 Bas Aarts先生と

 今回の英米文学専攻のゼミ合宿では,コーパス言語学および統語論に関する理解を深めることを目的として,ロンドン大学主催,コーパス言語学の夏期講座である"Summer School in English Corpus Linguistics 2016"に加え,明治大学の参加者だけに行われる統語論の特別講義に参加しました。夏期講座及び特別講義は,英米文学専攻の2年次科目「統語論A/B」や3・4年次科目の「英語学研究A/B」で使用している"English Syntax and Argumentation(第4版)"の著者であるBas Aarts先生に御担当いただき,参加学生たちは今までに学習した知識を活かしながら,より発展的な内容を学ぶことで,帰国後の学習及び言語学に関する卒業論文の執筆に向けて知識を深めることができました。 また,夏期講座以外の時間を利用し,参加学生たちは大英博物館や大英図書館,ナショナルギャラリーなどの文化施設を見学し,英国の偉大な文化遺産に触れることで,異文化理解を深めました。

【アジア史専攻】

北京師範大学 歴史学院にて

 今年度で7回目となるアジア史専攻主催のゼミ合宿は,中国・北京で行われました。今回は,天安門広場や故宮博物院,盧溝橋や中国国家博物館・中華人民抗日戦争紀念館などを訪問し,日中の歴史について学習したほか,ムスリムの街である牛街礼拝寺を見学し,北京のムスリムについても考察しました。また,現地でのフィールドワークのみならず,明治大学文学部の学部間協定校である北京師範大学歴史学院の学生と交流座談会が開催され,両校の学生約40名が交流を深めました。
 今回のゼミ合宿を通じ,参加学生たちは,中国の現状を体感し,現地を訪問する大切さや,外国語でのコミュニケーションの重要性を実感したほか,アジアとその歴史に対する学習意欲を高めることとなりました。
詳細はアジア史HPをご覧ください。

【現代社会学専攻】

翰林大学での授業風景

 現代社会学専攻のゼミ合宿は,韓国の市民・大学生と交流し,今後の日韓関係について共に考えることを目的に,韓国のソウルと春川で行われました。参加学生は翰林大学校日本語学科の授業<「韓日交流史」>に参加し,現地の大学生と質疑応答・フリートーク等を通じて交流を行ったほか,大学図書館や日本語研究所を見学しました。また,春川では,地域的市民運動団体である「春川市民連帯」を訪問し,ソウルでは慰安婦少女像やその横の座り込み現場等を見学しました。
 参加した学生は,実際に韓国の学生や市民との交流や様々な現場での経験を通じ,各々の韓国認識(日韓関係認識)に大きな影響を受けました。