Go Forward

J・Qさんの声 (参加当時2年、女子)

「英国で学んだ法律と、世界へ広がった視野」

Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?

ヨークの有名なゴーストショップ

 研修に参加して最も良かったことは、英国法を教室の中だけでなく、裁判所の見学や模擬法廷を通して実際に学べたことで ある。ケンブリッジでは、刑事法、民事法、環境法、知的財産法などを英語で学び、日本法や中国法との違いも考えた。特 に、Cambridge Magistrates' Courtで裁判の進み方や法廷の雰囲気を自分の目で確認できたことは貴重だった。また、異な る国や背景を持つ学生と一緒に授業や旅行を経験し、友人をつくることができた。法律の知識だけでなく、英国の文化や生活を直接知る機会にもなり、参加して本当に良かったと思う。

Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?

ヨーク・ミンスターの内部

  研修を通して、自分の意見を英語で整理し、相手に分かりやすく伝える力がついた。授業では、陪審制度、AIと法、環境法 などについて考え、ディスカッションやディベートで発言した。初めは専門用語を使ってすぐに答えることが難しかったが 、結論と理由を先に考え、具体例を加えることで、少しずつ自信を持って話せるようになった。模擬法廷では役割を理解し 、チームの仲間と相談しながら主張や質問を準備した。この経験から、完璧な英語を話すことよりも、間違いを恐れずに伝 え続けることが大切だと学び、積極性と協力する力も成長した。

Q3.研修に参加したことで今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?

ヨーク・ミンスターを望む街並み

 今回の研修で、法律を学ぶには条文や判例を覚えるだけでなく、社会の問題と結び付けて考える必要があると気づいた。英 国法と日本法を比較すると、裁判制度や法曹の役割、考え方に違いがあり、一つの国の制度だけを見るのでは不十分だと感 じた。今後は英語力、特に法律英語と発表力をさらに伸ばし、ジェンダー、AI、環境など国境を越える課題について学びた い。将来の進路はまだ一つに決めていないが、中国語、日本語、英語と法学の知識を生かし、異なる制度や価値観の間をつ なぐ仕事に関心を持った。そのためにも、大学での学習をより主体的に続けたい。

Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?

教授とカフェを楽しんだ後の記念写真

  一番の思い出は、仲間と準備して参加した模擬裁判である。私は弁護側ではなく、被害者の親の役を演じた。被害者の気持ちや家族が受けた悲しみをどのように伝えるかを考え、もう一人の親役の仲間と、話し方や表情、感情の出し方を 何度も練習した。英語で悲しみや怒りを表現することは難しかったが、本番では役に集中し、被害者の家族の立場を最後ま で伝えることができた。法廷では、法律上の主張だけでなく、その事件によって傷ついた人の声にも意味があると実感した 。仲間と一つの場面を作り上げた達成感も含め、最も心に残る経験となった。

Q5. 未来の参加者へのメッセージ

大英博物館

 短期研修は短いからこそ、待っているだけではなく、自分から動くことが大切である。授業では、英語を間違えることを恐 れず、分からない点は質問し、自分の意見を一度は口に出してみてほしい。最初は緊張しても、毎日少しずつ発言すること で、帰国する頃には大きな変化を感じられると思う。また、授業だけでなく、友人との会話、街歩き、裁判所や博物館の見 学など、現地でしかできない経験も大切にしてほしい。体調や安全には注意しながら、興味を持ったことには積極的に挑戦 すると、研修は知識以上のものを与えてくれる。
迷っている人には、ぜひ参加してほしいと伝えたい。