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明治大学広報
第606号(2009年4月1日発行)
2008年度卒業式を挙行
7,273人の門出祝う
学長、「自らが主となって」と激励
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 2008年度明治大学卒業式が3月26日、日本武道館で挙行され、7273人(学部6301人、大学院972人)が晴れの日を迎えた。

 開式前には曇り空から柔らかい日の光が差しはじめた卒業式当日。卒業生と多くの家族が日本武道館に参列し、新しい門出を祝った。

 午前の部(法・商・政治経済・文学部)と午後の部(理工・農・経営・情報コミュニケーション学部、大学院)の二部制で行われた式典は、校友でフリーアナウンサーの前田真里氏(04年政経卒)の司会で開会。納谷廣美学長から各学部の総代に学位記が授与された。

 納谷学長は告辞で「人類は今、パラダイム・シフトのプロセスに入り、『近代化』を支えてきた価値観や社会制度の質的転換が行われようとしている」とし、卒業生に『随処作主』(随処に主〈しゅ〉と作〈な〉る)という言葉を贈り、「この言葉は『自らの担う使命のために最善を尽くす』という意味。皆さんがどのような分野に進もうとも、最善の仕事を主となって遂行してほしい」と激励。最後に「明治大学で培った人間力、すなわち“明治魂”を発揮して、“正義の鐘”を打ち鳴らしていただきたい」と述べ、はなむけの言葉とした。

 続いて、体調不良で欠席した長堀守弘理事長に代わり、日高憲三広報戦略・募金担当常勤理事が祝辞を代読。「明大で学んだことを基盤とし、課題発見力と課題解決力を養い、豊かな人間性と叡智を備え、社会に貢献することを願っている」と卒業生の今後の活躍に期待を寄せた。

 午前の部では卒業生を代表して法学部の石黒憲良(かずみ)さんが答辞に立ち、「私たちが羽ばたこうとしている社会は、100年に一度と言われる大恐慌に見舞われている」と述べ、「このような時代だからこそ、明治大学で培った専門的知識と論理的思考力をもって、諸問題の解決にアプローチすることが必要」と訴えた。さらに「自分自身や目先のことばかりでなく、他者を思いやり、どんな状況に遭遇しても自分の持つ信念や正しさに沿って行動していきたい」と誓った。

 午後の部では農学部の寺田理恵さんが「 研究室所属後は、研究対象が生物ということで想像以上に難しく一人では到底扱いきれないものもあったが、先生のご指導のもと、同じ志を持つ仲間と協力し、課題達成に取り組んできた」と研究活動を振り返り、「その中で、集団内の『個』を認め『個』を培う重要性のみならず、協和の必要性も体得できた」と述べ、教職員、家族への謝辞とともに答辞とした。

 学生表彰では、連合父母会教育振興賞、校友会表彰、スポーツ表彰の代表者に賞状が贈られた(各表彰者は5面に掲載)。

 最後は、明治大学交響楽団の伴奏により、グリークラブ、混声合唱団とともに参列者全員で明治大学校歌を斉唱し、卒業式は閉式した。



2008年度卒業式当日の様子(リンク先:明治ですから!)

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明大の校友として活躍が期待される
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