格付投資情報センター(R&I)から「AA(維持)」の格付を取得
2025年03月21日
明治大学 財務課
明治大学は2025年3月21日、株式会社格付投資情報センター(R&I)から9回目の格付評価を受けました。結果は昨年と同じ「AA」[格付けの方向性:安定的]です。
格付は、本学の持つ教育・研究の質の高さと学生募集力、就職実績、卒業生の厚み、国際化推進・教育力の向上に向けた改革への取り組みなどが総合的に評価されたものです。
学校法人格付は、学校法人が負うすべての金融債務についての総合的な債務履行能力に対する格付会社の意見であり、本学では以下の目的で格付を取得しています。
- 経営財務を中心とした第三者からの学校法人評価を確認でき、経営改善に資する有益な情報を得るため
- 安定した経営基盤が確立され、安心して通える学校であることを、入学希望者、学生生徒やその保護者の方へお知らせするため
- 卒業生に対し母校の経営努力の成果を明確にするため
- 経営陣と教職員が大学の現状や課題を把握し、共通の改善目標を持つため
取得した格付けの概要
格付会社 | 名称 | 格付 | 格付の方向性 | 取得日 |
---|---|---|---|---|
株式会社格付投資情報センター (R&I) |
発行体格付 | AA(維持) | 安定的 | 2025年3月21日 |
格付理由
明治大学のほかに付属高等学校、中学校を設置する学校法人。中核の明治大学は1881年設立の明治法律学校を起源とし、10学部、12研究科、4専門職大学院を擁する。建学の精神を「権利自由、独立自治」とし、「個」を磨いて自ら切り拓く「前へ」の精神を重んじている。学生及び生徒数は3万7千人弱で、国内有数の規模を持つ。知名度が非常に高くブランド力やキャンパスの立地に優れ、全国から多くの学生を集める。社会的評価は極めて良好だ。
学生募集力は極めて高い。2025年度入試では一般選抜の志願者数が2月末時点で前年度を上回り、6年ぶりに11万人を超える見通し。都心に立地する著名な総合大学の強みを発揮し、総志願者数や実志願者数は全国トップクラスを維持している。
国の支援も活用し教育体制の整備を推進する。2024年度には文部科学省の「大学・高専機能強化支援事業」に採択された。高度デジタル人材の育成を目的に、総合数理学部の定員を増やして数理・データサイエンス・人工知能に係る教育を強化する。理工学部・農学部が利用する生田キャンパス(川崎市)では新教育棟(センターフォレスト)が2025年春に竣工・供用開始の予定だ。教室機能と図書館機能を有するほか、開放的な学習空間や情報設備を備えたスペースが設けられる。
創立150周年を迎える2031年に向けた長期ビジョン「MEIJI VISION 150 -前へ-」を2021年に公表し、重点施策ごとに目標を掲げて計画的に進捗を管理している。2024年12月には駿河台キャンパス総合施設整備の検討が大きく前進した。14年をかけて老朽化施設を順次建て替えながら、中野キャンパスの機能を駿河台キャンパスに集約する。隣接する「山の上ホテル」の土地・建物の取得も決めた。学生支援・地域連携・社会連携の場として利・活用できるように検討を進める。中野キャンパスの有効活用方法とともに進捗を確認していく。
収容定員充足率の上昇による学納金増加や寄付の拡充もあって、2023年度の基本金組入前当年度収支差額は前年度比で倍増の約67億円となった。2024年度の収支も格付対比で遜色ない水準に近付きつつあり、内部留保資産比率や運用資産余裕比率などの指標も改善してきた。現預金・有価証券などが中長期的に増えていけば、内部留保資産比率は格付に見合う状態になると見込まれる。
学生募集力は極めて高い。2025年度入試では一般選抜の志願者数が2月末時点で前年度を上回り、6年ぶりに11万人を超える見通し。都心に立地する著名な総合大学の強みを発揮し、総志願者数や実志願者数は全国トップクラスを維持している。
国の支援も活用し教育体制の整備を推進する。2024年度には文部科学省の「大学・高専機能強化支援事業」に採択された。高度デジタル人材の育成を目的に、総合数理学部の定員を増やして数理・データサイエンス・人工知能に係る教育を強化する。理工学部・農学部が利用する生田キャンパス(川崎市)では新教育棟(センターフォレスト)が2025年春に竣工・供用開始の予定だ。教室機能と図書館機能を有するほか、開放的な学習空間や情報設備を備えたスペースが設けられる。
創立150周年を迎える2031年に向けた長期ビジョン「MEIJI VISION 150 -前へ-」を2021年に公表し、重点施策ごとに目標を掲げて計画的に進捗を管理している。2024年12月には駿河台キャンパス総合施設整備の検討が大きく前進した。14年をかけて老朽化施設を順次建て替えながら、中野キャンパスの機能を駿河台キャンパスに集約する。隣接する「山の上ホテル」の土地・建物の取得も決めた。学生支援・地域連携・社会連携の場として利・活用できるように検討を進める。中野キャンパスの有効活用方法とともに進捗を確認していく。
収容定員充足率の上昇による学納金増加や寄付の拡充もあって、2023年度の基本金組入前当年度収支差額は前年度比で倍増の約67億円となった。2024年度の収支も格付対比で遜色ない水準に近付きつつあり、内部留保資産比率や運用資産余裕比率などの指標も改善してきた。現預金・有価証券などが中長期的に増えていけば、内部留保資産比率は格付に見合う状態になると見込まれる。
(株式会社格付投資情報センター(R&I)WEBサイトからの抜粋)
※格付理由などの詳細は、 株式会社格付投資情報センター(R&I)からの発表をご覧ください。