明治大学(学長:上野正雄)は、米国政府による急激な政策変更により、困難な状況に直面している留学生に対し、新たな学びの場を提供することを目的に、支援を実施することを決定しました。
具体的には、アメリカの大学での学びの継続が困難となった学生や、すでにアメリカの大学に合格しているものの渡米できない方を対象に、以下の経済的支援を実施します。
支援内容(2025年度秋学期対象)
支援1
学部・大学院研究科・専門職大学院研究科に、科目等履修生として入学する場合の学費を全額免除
支援2
大学院研究科・専門職大学院研究科に、研究生として入学する場合の学費を全額免除
学長メッセージ
アメリカの大学に在学中の留学生及び留学生として入学予定の皆さまへ
明治大学は、アメリカにおける留学生受入れの制限により、学びの継続が危ぶまれている皆さまの現状を、深く憂慮しています。
1881年の創設以来、明治大学は、「権利自由・独立自治」という建学の精神を掲げています。この精神は、個人の基本的人権を尊重し、自由な思想を保障するという理念に基づいています。そして、今日も「『個』を強くする大学」として、一人ひとりの多様な価値観と主体的な学びを大切にしています。
このような理念に基づき、私たちは、現在困難な状況に直面する皆さまに対して、新たな学びの場を提供したいと考えています。明治大学が、皆さまのこれまで積み重ねてこられた努力を続け、さらに発展させる場となることを心より願っています。
まったく異なる環境に身を置くことになろうかとは思いますが、皆さま一人ひとりが自分らしく学び、成長できるよう支援してまいります。
明治大学長 上野正雄
※本学では、支援のさらなる拡充も検討しています。内容が具体化した際には、改めて本学ホームページでお知らせします。
※本件の詳細は、下記本学ホームページにて公表しています。
※「米国大学に合格したものの渡米できない方」の受入れに関し、学部科目等履修生としての受入れについては、本学の制度上、日本国籍を有する方に限られます。